本当にエコな家を建てたい人に薦めたい本『エコハウスのウソ』

みなさんこんにちはフミです。

みなさん新築の一戸建てを建ててどんな生活をしたいですか?

当サイトでも住宅についていろいろ書いています。しかし、素人の聞きかじりの情報で正しくない事や、根拠なども希薄な情報もかなり書いています。

そこで今回紹介する本『エコハウスのウソ』(前真之著、日経BP社、増補改訂版)はしっかりとしたエビデンスと最新のデータにより「常識のウソ」をただす本となっています

どんな人に読んでほしいかと言いますと

  1. 住宅業界に携わる人
  2. これからエコな家に住みたい、建てたい人

上記の方には是非読んでいただきたい。

当たり前の事ですが、素人の書いたこのサイトを読むより、少しコストはかかりますがしっかりとしたエビデンスと最新のデータ用いてわかりやすく説明された前先生の著書を読む方が正確な情報を得られます。

著者の前真之先生ってどんな人?

東京大学の建築学の准教授で建築環境を専門にし、エコハウスの進歩と普及につながる研究を行っています。

空調・通風・給湯・自然光利用など幅広く研究テーマとし、さまざまな角度から本当にエコな家、本当に快適な家、本当に健康な環境の家なのかを追い求めています。

装備品:サーモカメラ

『エコハウスのウソ』について

本の帯にも『その省エネ、実は増エネかも。』と書かれていますが

常識ではエコだと考えられている事でも、最新のデータなどを見てみると間違っていることもあります。

それら40の誤解をエビデンスや最新のデータを用いてわかりやすく説明されています。

データなども誰でも手に入れることができる物が使われているのでより身近に考えることができます。

『エコハウスのウソ』についての要約

素人が要約すると間違った要約になるかもしれませんので目次を載せておきます。下のもくじを見てわからないことがある、気になる所がある人は是非を本を買って理解してください。特にプロの方、そして快適な家で暮らしたい方

目次

プロローグ 省エネ基準義務化

  • Q.1 2020年以降、すべての家がエコハウスに?
  • Q.2 新省エネ基準を守るだけで暖かい家になる?
  • Q.3 地域の気候は「8区分」でバッチリ?
  • Q.4 家なんてどこに頼んでも同じ?

第1章 人と気候

  • Q.5 人間は暑さに弱い?
  • Q.6 湿度はパーセント(%)が当たり前?
  • Q.7 エアコンなしでも日本の夏は大丈夫?
  • Q.8 温暖地の冬の朝も温暖?
  • Q.9 日ノ本の国はどこでも太陽サンサン?
  • Q.10 結局、住まいは夏を旨とすべし?

第2章 建物の外皮性能

  • Q.11 離れた壁や窓、天井の温度は快適性に無関係?
  • Q.12 ローイーガラスって日射を遮蔽するガラスでしょ?
  • Q.13 日本の窓はずっと世界サイテー?
  • Q.14 断熱材と構法にこだわれば断熱はバッチリ?

第3章 冷房

  • Q.15 家のエアコンは節電の敵?
  • Q.16 冷房が最大?
  • Q.17 選ぶならハイパワーエアコン?
  • Q.18 除湿は冷房よりエコ?

第4章 夏への備え

  • Q.19 通風はクール?
  • Q.20 卓越風を信じよ?
  • Q.21 暑さ対策は夏専用のやり方でないとダメ?
  • Q.22 夜間放射で夏の夜もヒンヤリ?

第5章 吹き抜け・大開口

  • Q.23 吹き抜けは最高?
  • Q.24 気密は息が詰まる?
  • Q.25 もっと光を?
  • Q.26 大窓でダイレクトゲイン?

第6章 暖房

  • Q.27 暖房で体を温めよう?
  • Q.28 エアコンは暖房に向かない?
  • Q.29 空気は働き者?
  • Q.30 隠せばハッピー?
  • Q.31 放射は暖房の救世主?
  • Q.32 薪ストーブは原始的?

第7章 再生可能エネルギー

  • Q.33 エネルギーは創り出せる?
  • Q.34 ソーラー=太陽光発電?
  • Q.35 太陽光発電が二本を救う?
  • Q.36 平時でも蓄電は美徳?

第8章 電気

  • Q.37 HEMSは最強の節電ツール?
  • Q.38 省エネよりゼロエネ?
  • Q.39 目指せCO2削減?
  • Q.40 オール電化はオールエコ?

エピローグ

  • Q.41 結局、エコハウスは必要なの?

このような構成になっています。

エビデンスや最新のデータをもとに、実情やポイントをとてもわかりやすく説明されています。

真のエコハウスは結果的に住む人にとっても良い家になります。住宅に関係ある人すべてに読んでほしい内容です。

ただしこの本は、どのような家にすればいいのかを詳細には書いていません。それは当たり前の事かもしれません。地域によって気候が違いますし、それぞれ生活の仕方は異なります。ですが本当によい家を見分けれる力がつきます。

まとめ

エコハウスと言ってしまうとハードルが高くなってしまうかもしれませんが、自分や家族が幸せに暮らすには、生活空間の質の向上が欠かせません。

そこで生活空間の質の向上のためには本物のエコハウスが必要になります。

住む人がこの本や『ホントは安いエコハウス』を読むことによって勉強することで経済的で快適な家の作り方を早く、安く学ぶことで、本物のエコハウスに手に入れることができる。

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