この本を理解できればよい性能の家が建てられる『最高の断熱・エコハウスをつくる方法 令和の大改訂版』

みなさんこんにちはフミです。

みなさん新築の一戸建てを建ててどんな生活をしたいですか?

当サイトでも住宅についていろいろ書いています。しかし、素人の聞きかじりの情報で正しくない事や、根拠なども希薄な情報もかなり書いています。

そこで今回紹介する本『最高の断熱・エコハウスをつくる方法 令和の大改訂版』(西方里見著、エクスナレッジ、2019)は少し難しいなと感じる部分もありますが、この本を理解し、それを活かして家つくりをすれば性能が良く快適な家を建てられること間違いありません。

どんな人に読んでほしいかといいますと

  1. 住宅に携わり、管理、設計、などを主たる業務にしている人
  2. 最新な工法・材料・設備などを知りたい人
  3. 『ホントは安いエコハウス』や『エコハウスのウソ』より具体的な方法を知りたい人

上記の方には是非読んでいただきたい。

当たり前の事ですが、素人の書いたこのサイトを読むより、少しコストはかかりますがしっかりとした内容がまとめられているこの本を読む方が時間の節約になり正確な情報を得られます。

なお先に書いておきますが読みやすい本かと言われますと、私的には読みやすいとは思えません、ですがこの本を8割ぐらい理解すれば性能のいい家にたどり着くことができます。

著者の西方里見先生ってどんな人?

1975年に室蘭工業大学建築学科を卒業後、81年に西方設計工房を設立。

1980年代より、海外の住宅を定期的に視察し、そのアイデアを日本の風土や気候に合わせて実際の住宅に応用。数多くの住宅や公共建築物などを設計している。

「建築知識」誌の企画『日本の住宅を変えた50人+α』にも選出されています。

主な建築賞はサステナブル住宅国土交通大臣賞、東北建築賞作品賞、JIA環境建築賞優秀賞などを受賞。

『最高の断熱・エコハウスをつくる方法 令和の大改訂版』について

断熱住宅設計に長年携わっている第一人者による令和を省エネで快適に過ごす家づくりの指南書です。

最新の工法や・材料・設備や温暖地の設計術にも対応しています。

在来木軸工法が主であり、ハウスメーカーの家づくりに活かせないかもしれませんが、それでも勉強になります。

ただし、専門的で素人には少し(かなり?)難しいところもあります。

『最高の断熱・エコハウスをつくる方法 令和の大改訂版』についての要約

素人が要約すると間違った要約になるかもしれませんので目次を載せておきます。実際の仕様や建材に関する具体的な情報も書かれています。

第1章 どのくらい断熱性能が必要なのか

第2章 実例に学ぶエコハウスのつくり方

第3章 地球と人間にやさしいエコハウス

第4章 断熱工法の選び方と施工の勘どころ

第5章 結局、断熱材は何を使えばいいのか

第6章 防湿・透湿・気密部材の正しい選び方

第7章 窓を工夫して断熱・省エネを図る

第8章 エコハウスのための換気・冷暖房計画

各章には実例やデータなどをもとに詳しく掘り下げられています

施主側がここまでの知識が必要なのかといわれるぐらい(素人目線では)情報量は多いです。

『ホントは安いエコハウス』や『エコハウスのウソ』では満足できず、いい家を建てるためにしっかりと勉強したい人にはおすすめです

そこまで勉強するのは大変だと思う人におすすめできません

『最高の断熱・エコハウスをつくる方法 令和の大改訂版』のまとめ

専門的で素人には難しい内容も含まれていますが、長年高気密高断熱の家を建ててきた著者の経験をもとにした意見は重みがあります。

高気密・高断熱な住宅をめざし、仕様や建材に関する具体的な情報を知り、自分の家に役立てたい人に必読の本です。

健康に快適に暮らすためには、ある程度の高断熱・高気密の住宅は必要不可欠です。

シェアする