樹脂サッシAPW330(Arガス+樹脂スペーサー)の結露の要因は・・・

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今日は我が家のAPW330(Arガス+樹脂スペーサー)の結露の一つの要因が松尾設計室の松尾和也先生のFBの投稿によりわかりました。

松尾先生の投稿内容は

寒冷地に行くほどシャッター、雨戸が無くなるという現実に遭遇します。

・台風があまり来ないから
・防犯を気にする人が少ないから
・凍結するから

今まで聞いた大半の理由が上記の3つでしたが、おそらくは
「今までつける習慣がなかったから」というのが正しいように思います。

凍結に関しては動かなくなるほど凍結することはほとんど考えにくいと個人的には思っています。逆にそれほど過酷な状況なのであればなおさらシャッターがいると思います。

寒冷地であればあるほど窓の性能は重要になります。特に外側で風を切ってやることができれば表面熱伝達率が大幅に下がるのでかなり効果があります。省エネももちろんですが、窓の結露防止に効果があります。これに関しては窓の結露を増長するハニカム構造ブラインドとは真逆であると言えます。

風速によって表面熱伝達率がどれほど変わるのかを調べた論文を見つけました。

対流熱伝達 率 にお よぼす風 向 ・風速 の影響 

やはりですが、風速に比例して熱損失が増えるのは明らかでした。風速2m/sから10m/sになるだけで窓のU値が0.2も悪化するくらいの感じといえばプロの方には分かりやすいかもしれません。(この0.2というのは論文から見た場合の悪化分だけです。実際には中間に空気層ができることでU値2.3の窓が1.5になるくらい断熱性が向上するということを某サッシメーカーのエンジニアから直接伺ったことがあります。この差はペアガラスとトリプルガラスの差に匹敵する違いだと思います。)

個人的には寒冷地、および冬の風が強いところ、それと台風が来るエリアの大窓にはシャッターもしくはそれに類するものがあるほうがいいと思います。

なお、理科年表で調べた冬の風が特に強い地点は以下のところでした。(日最大風速10m/s 以上の日数の月別平年値が10日を超える地点。全国80地点のうち)
留萌、根室、浦河、秋田、酒田、銚子、大島、八丈島、相川、津、室戸岬でした。

ちなみに東京2.2日、名古屋1.8日、大阪3日、神戸は風が強めで5.2日でした。ですのでこの値が6日を超えるところはたくさんありますが、ご自分で調べられてみることをお勧めします。

このような投稿をFBにされていました。

この中で我が家の結露の一つの要因かもしれない所は

風速に比例して熱損失が増えるのは明らかでした。風速2m/sから10m/sになるだけで窓のU値が0.2も悪化するくらいの感じといえばプロの方には分かりやすいかもしれません。

あくまで考えられる要因の一つとして強風が増えただけです。

強い風で窓のU値が0.2も悪化することに驚いた。

一応私が書いた結露発生の記事でも風の影響かもしれないとは書いています。

結露の事を書いた記事は

ついに我が家にも結露がきてしまいました。樹脂サッシのペアガラスでも結露しました。それも比較的温暖と言われる瀬戸内地方でもですよ。原因をいろいろ考察してみました。
昨日に続き結露の話を書いています。樹脂サッシペアガラスでも比較的温暖な瀬戸内の平野部でも条件によっては結露してしまいます。拭かなくても消えるかもしれませんが、カビの発生原因になりますのでできれば拭きましょう。

一つ目の記事で下の赤線を引いたように書いていました。

↓↓↓

まとめ

強風によって窓のU値が0.2ほど悪化するのならば、シャッターや雨戸の採用することで暖房費の削減が見込まれる。またシャッターや雨戸は日射遮蔽にも使えるので冷房費の削減も期待できる。

しかし、日射取得のためにシャッターの開け閉めのために外に出ないといけない事を考えると冬の寒い中シャッターの開け閉めのためだけに外に出るのかなりつらい。

電動シャッターまでなると開け閉めは室内で行えるが、暖房費や冷房費の削減では設置費用を回収することは困難と考えられる。

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