みなさんこんにちは
フミです。
今回は2018年の「家計の金融行動に関する世論調査」から衝撃の事実が発覚しました。
なんと貯金ゼロの世帯が4世帯に1世帯もあるそうです。投資や節約などを意識している私からするとちょっと信じがたい結果です。
これでも昨年よりはかなり改善しているという事に二つ目の衝撃を受けました。(少し設問がかわっているみたいです。)
年代別の貯金ゼロの世帯の割合
金融資産を保有している世帯の割合と保有していない世帯の割合をまとめてみました。
保有していない≒貯金ゼロと考えていいと思います。
20代が保有していない割合が多いのは所得が低くまだまだ貯められる状況でない人や、新社会人などはまだまだお金を貯めることができないのではないかと考えられます。
40代が低い理由として考えられるのは就職氷河期世代+子供の進学などで金融資産を保有している割合が低いことが考えられる。
保有している | 保有していない | |
---|---|---|
20代 | 67.8 | 32.2 |
30代 | 82.5 | 17.5 |
40代 | 77.4 | 22.6 |
50代 | 82.6 | 17.4 |
60代 | 78 | 22 |
70歳以上 | 71.4 | 28.6 |
全世帯 | 77.3 | 22.7 |
年代別の金融資産額
年代別の金融資産の保有額の平均値と中央値をまとめてみました。
平均値は少数の高額資産保有世帯によって大きく引き上げられることがあるため、平均値だけでみると、多くの世帯が実感とかけ離れた印象を与えるかもしれません。
このような平均値の持つ欠点を補うために、ここでは平均値と並んで中央値を用いて一般的な家計像をとらえることができます。
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
20代 | 249 | 111 |
30代 | 660 | 382 |
40代 | 942 | 550 |
50代 | 1481 | 900 |
60代 | 1849 | 1000 |
70歳以上 | 1780 | 700 |
全世帯 | 1430 | 609 |
基本的に年齢が上がるにつれ貯蓄額は増える傾向にあります。70歳以上になると60代に比べ中央値がかなり下がっていますが、80代や90代のかたの貯蓄まで含まれているためと考えられます。
30代の年収別の金融資産
私が30代なので30代の年収別の金融資産の平均値と中央値を見てみます。
世帯年収があがるにつれてしっかり金融資産を貯めていることがわかります。
500~750万円と750~1000万円の中央値を見てみると50万円ほどしか変わっていませんし、1000~1200万円と1200万以上の平均値や中央値は逆転しています。
つまり、年収が高いからと言って金融資産が多いとは限りません。
年収 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
300万年未満 | 235 | 210 |
300~500万 | 443 | 350 |
500~750万 | 670 | 510 |
750~1000万 | 940 | 560 |
1000~1200万 | 3239 | 1380 |
1200万以上 | 1537 | 1369 |
金融資産がゼロだとどうなるの?
金融資産がゼロだと将来どんなことが待ち受けているか考えてみましょう。
働くことができている間は自転車操業でなんとなるかもしれません。将来働くことができなくなったり、急な病気で働くことができなかったり、いつまでもずっと収入が続く保証はありません。
また貯金がないと、子供の大学進学費用などを奨学金で借りることになったり、進学をあきらめてしまうことになるかもしれません。
さらに、老後までにある程度資産を作らないと老後破産が現実味をおびてきます。
貯まらない?貯めれない?家庭の問題点
貯まらない、貯めれない家庭の問題点は一言でいえば支出の意識が低い事です。
携帯などの固定費は大手キャリアから格安スマホにかえることで大幅に安くなります。そのことがわかっていても『面倒』『時間がない』などの言い訳をかえない人は貯まりにくい傾向があるようです。
収入が高い人でも貯められない、貯まらない人もいます。
見栄っ張りだったり、気が大きくなってしまう人は要注意です。
小さな贅沢が積もりに積もると貯まらない状況になったりもします。
また生活レベルをあげすぎて、そのまま子供などができ子供の教育費などにお金をかけすぎるとお金も貯まらない状況になったりします。
まとめ
金融資産がゼロの世帯が4~5世帯に1世帯の割合であります。
これらの世帯は、早急に状況を改善しないと老後破産に突き進むことになります。
それを回避するために支出の意識を改善し、小さなことからコツコツ資産形成をしていきましょう。
将来のマネープランやライフプランはライフイベントごとに見直しましょう。