みなさん、こんにちは
フミです。
このブログを初めて読む人で
今回は不快指数を知ってエアコンの設定で湿度をコントロールし、梅雨から夏の終わりまでの室内を快適な環境にしましょうというお話です。
この記事を読んでほしい人は
- 不快指数って何?
- 梅雨や夏を快適にのりきりたい
- エアコンの除湿能力について知りたい
目次
不快指数ってなんだ?
不快指数とは夏の蒸し暑さを数量的に表した指数で、温熱指標の一つ。
具体的な求め方は
で日本人の場合この不快指数が77をこえると不快感を覚える人が多いそうです。
不快指数の体感は下の表のようになります
不快指数 | 体感 |
---|---|
~55 | 寒い |
55~60 | 肌寒い |
60~65 | 何も感じない |
65~70 | 快い |
70~75 | 暑くない |
75~80 | やや暑い |
80~85 | 暑くて汗がでる |
85~ | 暑くてたまらない |
不快感のない室内環境は60~65の何も感じないもしくは65~70の快いが望ましいようです
不快指数の早見表は
(参照元:http://www.eonet.ne.jp/~sanpomichi54/r/hukaisisu.pdf)
梅雨の時期はどうすればいい?
東京の過去の天気を気象庁のサイトより見てみると
梅雨と言えば6月と思われがちですが7月が梅雨の本番です
7月の平均気温が25.5℃で相対湿度が75%となっています
この時の不快指数は75.2となり体感的に少し暑いと感じるようです
…ちょっと待った
平均気温で考えてはいけません最高気温で考えましょう
最高気温は29.2℃で相対湿度が75%で不快指数を計算すると80.9となり体感的にはじんわり汗がでるレベルになります。
どう対処すればいいの?
室温を下げるが湿度を下げるかの二択なのですが室温を下げ過ぎると寒く感じてしまいますので湿度を下げる方向で
室内ですので平均気温ぐらいの室温ならば湿度を40~50%ぐらいまで下げれば望ましい不快指数まで下がります
湿度を下げるには?
…完璧に人任せなんですが
フエッピー除湿?フエッピー冷房?なんてエアコンの運用方法があります
とっても簡単に説明すると24時間冷房23℃設定で風量最弱で使用するだけです
詳しく知りたい方は下の記事を読んでください
夏の時期はどうすればいいの?
東京の過去の天気を気象庁のサイトより見てみると
8月の平均気温が26.4℃で相対湿度が73%となっています
この時の不快指数は76.3となり少し暑い状況です
一応最高気温でも考えましょう
最高気温は30.8℃で相対湿度が73%で不快指数を計算すると83.1となり体感的にはしっかりと汗がでるレベルになります。
どう対処すればいいのか?
温度を下げるかつ湿度も下げる必要があります。
26℃で40~50%の湿度を目指せば屋外に比べればかなり快適な室内で暮らすことができます
温度と湿度を下げるには?
家の断熱性能にもよりますがエアコンの冷房を使用することで温度と湿度が下がります。
24時間連続で26℃設定でとりあえず運用してみてください。
それで寒くなり過ぎたら設定温度上げてください
まだ暑いと感じるようなら設定温度を下げてください
エアコンの除湿能力は高いのか?
エアコンはメーカーの説明書などには除湿量は書かれていません。2009年の古いデータですが東京電力 技術開発研究所の調査(PDF)で除湿量の実測値(除湿量、コスト)が紹介されています。
この資料をもとに計算してみますと
除湿能力 | 消費電力 | 効率 | |
---|---|---|---|
冷房 | 2.3kg | 480W | 4.8g/W |
弱除湿 | 1.1kg | 180W | 6.1g/W |
再熱除湿 | 1.5kg | 650W | 2.3g/W |
このようになり除湿能力は冷房>再熱除湿>弱除湿で消費電力(電気代)は再熱除湿>冷房>弱除湿となります
ここで忘れてはならないのは室温の変化です。室温は再熱除湿>弱除湿>冷房となります。
まとめると
- 「冷房」は、室温を下げることを優先しながら、同時に除湿も行います。
- 「弱冷房除湿」は、室温をなるべく下げないよう弱めの冷房運転で除湿を行います。除湿量は少なめですが、電気代を抑えられます。
- 「再熱除湿」は、冷房運転でしっかり除湿しつつ、部分的に暖房運転を行うことで室温低下を防ぎます。電気代が少し高めですが、肌寒い時期などに快適性を保てます。
梅雨から夏の終わりまで快適に過ごすためのまとめ
不快指数を気にし、しっかりと室内の湿度を下げることで快適に過ごすことができる
湿度を下げるにはエアコンをうまく運用する必要がある。
梅雨の時期は特に部屋の湿度が高くなりやすいので、しっかりと除湿を行い、ダニやカビの発生を抑制し快適に過ごしましょう
快適に過ごすためには部屋の湿度や温度を知っておく必要があるので、温度湿度計で家の中の環境を知っておきましょう
そして熱中症などにならないためにも暑さ指数も知っておいてください