みなさんこんにちは
フミです。
梅雨から夏にかけて心配されるのが熱中症です。
その熱中症の予防に『暑さ指数(WBGT)』という指数が有効なようです。
みなさんこの指数をしってましたか?
そこで今回は、熱中症予防について書きます。
熱中症ってなんだ?
まず熱中症について説明します。
熱中症の症状は?
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
重症度で、つぎの3つの段階にわけられます。
・Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる症状
立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗
・Ⅱ度:病院への搬送を必要とする症状
頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
・Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(熱射病、重度の日射病)
熱中症が起こりやすい場所
熱中症といえば、炎天下に長時間いた、真夏の暑いなか運動をしていたといったケースを想像するかもしれません。しかし、実際はこうした典型的な場面ばかりではありません。
実は、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、身体が暑さになれていない時期にかかりやすい病気でもあります。
具体的には次のような状況の時に注意が必要です。
- 気温が高い、湿度が高い
- 風が弱い、日差しが強い
- 照り返しが強い
- 急に暑くなった
その他にも、意外と思われるかもしれませんが温度が低くても湿度が高いときも熱中症になることもあります。
また、家の中でも室温や湿度の高さから熱中症にかかることもあり、救急要請時の発生場所では、住宅等居住施設が全体の37%を占め最も多く、次いで道路・交通施設が25%を占めています。
熱中症予防に役立つ『暑さ指数(WBGT)』
WBGTは、Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称です。暑熱環境下の労働の目安としてISO等で国際的に規格化されているものでもあり、運動時にもWBGTを採用した熱中症防止の指針が発表されています。
単位は気温と同じ摂氏(℃)が使われ、湿度・熱環境(日射・輻射)・気温の3つを総合して専用の機器を使用し測定されています。
環境省ではWBGTの実測値(9地点)と実況推定値(832地点)を熱中症予防情報サイトにて公開しています。
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また『暑さ指数(WBGT)』で日常生活に関する指針と運動に関する指針もあります。
(引用:熱中症予防 声掛けプロジェクトのHP)
室内などで『暑さ指数(WBGT)』がわからない場合、室温と湿度がわかればWBGT値がわかります。
(引用:厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課提出資料のPDF)
この表と温度湿度計があれば『暑さ指数(WBGT)』を求めることができます。
あくまで私の体感ですが湿度が35~70%の間では『暑さ指数(WBGT)』が20~23ぐらいまで快適にすごせます。それ以下になれば寒く感じたり、それ以上では暑く不快に感じます。
表をわざわざ見るのが面倒な人は下の商品がおすすめです。
この商品は熱中症の危険ランクを4段階表示することができ、『暑さ指数(WBGT)』が上限をこえるとアラームが鳴るように設定することもできます。
熱中症を予防するには
熱中症を予防するには次のような事を気をつけましょう。
暑さを避ける
先ほど説明した『暑さ指数(WBGT)』を利用しましょう。
また外出時にはなるべく日陰を歩く、帽子や日傘を使う。
家の中では、ブラインドやすだれで直射日光を遮る、扇風機やエアコンで室温・湿度を調整する。
服装を工夫
外からの熱の吸収を抑え、体内の熱をスムーズに逃がす服装。素材は、吸収性や通気性の高い綿や麻などがいいでしょう。
また、熱がこもらないよう、襟ぐりや袖口があいたデザインもおすすめです。ちなみに、薄着のほうが涼しいとはいえ、インナーを着たほうが肌とインナー、インナーとアウターの間に空気の層ができ、外からの熱気を遮断してくれます。
水分補給をしっかりする
暑い日には知らずしらずのうちに汗をかき、体内の水分が失われているので、のどが渇く前からこまめに水分を補給しましょう。
ただし、カフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません。
また、汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われます。水分補給だけではなく、ミネラルも補給するようにしましょう。
ちなみに、スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、糖分が多いのが欠点。飲み過ぎには注意が必要。
ミネラルを補給するには、麦茶などをおすすめします。
暑さに備えた体を
運動で汗をかく習慣を身につけることも、大事な予防法の一つです。日頃から暑さに身体を慣らしておきましょう。
まとめ
予防の方法を書きましたが、乳幼児や高齢者はなかなか自分で予防できず、熱中症が起こりやすいので、暑い日や湿度の高い日は特に気をつけましょう。
また肥満、寝不足などで体調が悪いときや、二日酔いや下痢などで体内の水分が減っている場合も熱中症が起こりやすくなりますので体調を整え暑い夏を乗り越えましょう。