老後資金が2000万円足りない?年齢別積立額をシミュレーション

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みなさんこんにちは

フミです。

6月3日に公表された金融審議会の報告書『高齢社会における資産形成・管理』により、ちまたを大いににぎわせた『老後資金に2000万円足りない』。

本当に2000万円足りないのか?足りないとすれば今からどれぐらいずつ貯めていけばいいのかシミュレーションしてみました。

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本当に老後資金が2000万円足りなのか?

この問題が6月頃にちまたをにぎわす前に私も老後資金がどれぐらい足りないのか計算してみています。

2019年の1月29日に『夫婦二人なら、老後の資産はどれぐらい必要なのか?』という記事を書いています。そこでは人生100年時代と言われ始めているので60歳からの100歳までの40年で今の年金世帯の状況で約2600万円ほど足りない計算となりました。

金融審議会の報告書にモデルケースは夫65歳、妻60歳から30年生きるとすれば単純計算すると約2000万円足りない計算となっているようです。

年齢別の2000万円貯めるために必要な1ヶ月の積立額

65歳までに2000万円貯めるためには毎月いくら積み立てていかないといけないかシミュレーションしてみました。

25歳、35歳、45歳、55歳から積立始めると現在はほぼ金利0ですので0%で計算すると

25歳からなら毎月約41700円、35歳からなら毎月約55600円、45歳からなら毎月約83300円、55歳からなら毎月166700円となります。

25歳から毎月4万円以上もかなり厳しいですし、55歳から始めると毎月16万円以上なんて普通の収入の人ではまず無理ですね。

そこで何か運用する前提でシミュレーションしてみました。

年齢は先ほどの25歳、35歳、45歳、55歳からの4パターンと年利2%、5%、10%の3パターンでシミュレーションしてみました。(税金などは考慮していません。)

25歳からだとローリスク(2%)な運用すると毎月約27200円積み立てると65歳で約2000万円貯めることができます。

これですとかなり現実的な積み立て額ではないでしょうか?

55歳だとハイリスク(10%)で運用できたとしても毎月約97600円積み立てて65歳で約2000万円になります。

これはまず10%の運用も非現実的ですし、毎月10万円近く積み立てるのもかなり難しい事がわかります。

金融広報中央委員会の調査によると、貯蓄した人の貯蓄割合は、どの年収とも10~15%が最も多くなります。

つまり年収400万円なら月約33000円~50000円、年収600万円なら月約50000円~75000円程度になります。

この事より35歳で年収400万円あればローリスク(2%)の運用で毎月約40000円積み立てるのが現実的シミュレーションかもしれません。

老後資金を貯めるために重要なことは

上記のシミュレーションを見て頂けるとわかるように55歳から始めるともう手遅れです。

45歳から始めたとしても正直厳しいと思います。

35歳ならまだ現実的です。25歳なら若干余裕があるかもしれません。

つまり若いうちから長期的に老後の資産形成を行うことが重要です。

そしてどれぐらい年利で運用できるかも非常に大事です。上の表を見てもらうとわかるように2%の運用と5%の運用では積立額がかなり変わってきます。

さらに若い時に始めていれば複利の効果もかなり大きくなります。

2000万円貯めるのが無理そうだと感じている人は何が必要か?

まず最初に取り掛かることは、自分の一ヵ月の生活費把握することです。これは毎月家計簿を記入していればそれを参考に、していなければ最低3ヶ月できれば半年家計簿をつけてみて、おおよその一ヵ月の生活費を確認してみてください

確認してみて無駄な費用があればそれを解消し、運用するお金にまわしてください。

この生活費の見直しで老後資金の目標にも変化が出てきます。

金融庁の報告では毎月約5万円生活費が足りない前提で、そのご20~30年の人生があると仮定して計算しています。

つまり生活費が1万円カットできれば老後資金は1600万でよくなりますし、2万円カットできれば1200万までラインが下がってきます。

まとめ

若ければなるべく早くから積立および運用で2000万円という額を目指してください。

若くなくて今から2000万円なんて無理と思う人は、まだあきらめてはいけません。

今のライフスタイルを見直し、毎月の生活費を下げれば2000万円も必要ないかもしれませんし、運用に回せる余裕資金も捻出できるかもしれません。

額は少なくても積み立てていけば65歳になるころにはある程度の額になります。

長期・積立・分散投資による資産形成で老後に必要な資金を貯めましょう。

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