みなさんこんにちは
フミです。
貯金だけをしていると実は損をするという事を知っていますか?
「いや、そんなことないでしょ」と考える人もいるはずです。
この考えは間違いです。
貯金だけをしていると損をしてしまうのです
なぜ?それはインフレするからです。
今から50年前の大卒初任給が約4万円です。現在の大卒初任給は約20万円です。
失われた20年も含まれているのに初任給が5倍になっています。
つまり時間の経過とともにお金の価値が下がっているのです。
現在、日本政府は毎年2%のインフレを目標にしています。
つまりお金の価値は毎年2%ずつ減っていくのです。
なぜ現在「貯金しなさい」といわれるか?
現在は0金利やマイナス金利と言われていますが、日本経済が右肩上がりの頃は金利が6%とか7%とかの普通預金がありました。
今では全く考えられない数字です。
金利が6%ですと複利の効果で、なんと12年で倍になります。
複利は「人類最大の数学的発見」とアインシュタインが言ったように、貯金をしていれば雪だるま式にお金が増えていたのです。
それも銀行預金ですのでリスクも全くなしにです。
このような時代を少しでも知っている人は「貯金しなさい」と言ってしまうのです。
しかし、今の0金利プラス2%のインフレ目標の状況下では貯金すると年に2%ずつお金の価値が下がります。
なぜ国はインフレを目指すのか?
日本はバブル崩壊以降失われた20年でデフレの状況にありました。
デフレ脱却をするためにインフレ目標2%を掲げています。
インフレが起こることで、相対的にお金の価値が下がり、国の借金を圧縮する意図もあります。
毎年2%のインフレが続くと、35年後には借金の実質的な価値が半減します。
国の借金が減ることは歓迎すべきことですが、インフレはしたが給料が増えないと生活はかなり苦しくなってしまいます。
貯金、保険、年金などはインフレに弱い
インフレが続くと市場に出回るお金の総量が増えるので、その価値は逆に下がってしまいます。
今1万円で買えている物が10年間、2%の物価上昇が続くと約1万2200円ださないと買えなくなってしまいます。
年率で2%と聞くと小さく感じるかもしれませんが、長期的に考えると無視できない大きな数字に膨らみます。
物価があがれば、企業も儲かり、賃金も多少アップするでしょう。しかし貯金はインフレ率より金利が高くなることはありませんし、保険も同様に厳しい状況が続くでしょう。
退職後の年金はマクロ経済スライドを採用しており、物価の上昇より、年金の支給額の上昇は穏やかになる可能性が高い。
今後の物価上昇に対応するためにも、インフレに対応できる資産運用が必要です。
また現在はかなり金利が低く、お金が借りやすい状況です。手元に現金を残して新たな事をはじめお金を稼ぐことも考えられます。
利息が少なく、インフレによる借金の目減りしていくことになります。
貯金を目減りさせないために必要なこと
インフレが続くと現金の実際の価値が目減りしてしまうので、銀行預金やタンス預金に頼らず資産運用を意識する必要があります。
できればインフレ目標の2%を上回る利回りが理想ですが、たとえ利率が低めでも現金をそのまま寝かせておくよりは資産を増やせる可能性があります。
投資に詳しければ自分の得意な分野で投資すればいいですし、投資の事をあまりわからないのであればインデックス系の投資信託などプロにお任せしてみてもいいかもしれません。
まとめ
『貯金』だけだと政府のインフレ目標が2%なこともあり、毎年2%ずつお金の価値が下がっていく。
貯金や保険、年金などはインフレに弱い。
貯金を目減りさせないためには資産運用もしくは、自己投資をして稼げる手段増やしましょう。