みなさん、こんにちは
フミです。
今回は防災について真剣に考えてみます。
日本は地震をはじめ、台風などによる風災、ゲリラ豪雨などにより洪水や土砂災害、さらには火山噴火まで可能性があります。
そんな災害大国日本だから防災はしっかりと考えないといけません。
防災をしっかり考えてないと、いざ災害が起こると自分の命や大切な人の命がなくなってしまうかもしれません。
そんなの嫌ですよね。だからしっかりと全力で考える必要があるのです。
目次
自然災害ってどんな種類があるの?
最初に自然災害にはどのようなものがあるかおさらいしてみます。
平成に入ってからだと雲仙普賢岳の火砕流、阪神大震災、東日本大震災、西日本豪雨など多くの自然災害が起こっています。
地震のメカニズムについて
地震には主に2種類あり、プレート型と活断層型です。
プレート型の地震とは
日本は4つのプレートに囲まれています。
プレートは毎年少しずつ動いており、それが原因となり地震が発生します。
具体的には東日本大震災や南海トラフ地震などです。
この型の地震は一定期間ごとに発生します。しかし発生確率はわかってもいつ発生するかは現在の科学では予知することは困難です。
活断層型の地震とは
プレート境界で発生するのではなく、プレート内部に力が加わって発生するのが活断層型です。
具体的には阪神大震災や熊本地震です。
内陸などで発生する活断層型の地震は発生確率を予測するの自体も難しいのが現状です。
そして未発見の活断層もあると言われています
このようにプレート型だろうが活断層型であろうがいつでもどこでも起こる可能性があること覚えておきましょう。
最近急激に増えてきている洪水や土砂災害
地球温暖化が原因かは不明ですが、最近はゲリラ豪雨や超強力な台風の頻度が昔に比べ右肩上がりです。
(参照元:気象庁HP)
西日本豪雨や2019年の台風19号など50ミリを超えるような大雨が何時間も続くと、ダムの緊急放流や河川の堤防の決壊などが起きてしまいます。
また山などに雨が大量にふると地盤なども緩み、土砂災害も発生します。
水に関する災害(津波を除く)は雨の降り方が原因です。
そこで雨は地震などと違いあらかじめ、気象情報でいつどこでどの位雨が降るかの情報がわかるため、洪水や土砂災害に対して準備することができます。
洪水や土砂災害はある程度予知可能な自然災害という事を覚えておいてください。
目立たない火山噴火
火山は地震の発生の時説明したプレートが関係します。
火山は噴火前に地震が起きたり、山体に隆起したりすることがあるので地震よりは余地ができると言われています。
しかし御嶽山噴火のように予知できない場合もあります。
そして日本には100をこえる活火山があります。
富士山も実は活火山で噴火すると火山灰が関東まで飛んできて、太陽光が遮られ農作物などは何年も影響を受けると言われています
そして阿蘇山が大規模噴火すると西日本一帯は人が住めるような状況ではなくなるというシミュレーションさえあるようです。
自然災害によってある程度予想できるもや予想できないもあります。
つまり常に防災の意識をもち、準備する必要があるのです。
防災対策には自助、共助、公助の3つの段階がある
防災対策には大きな自然災害が起きてまず、自分の命や家族の命を守る自助の段階。
次に地域の人などと協力し、1人での避難が難しい人の非難への協力や、火災などが起きていれば地域の人と協力して消火活動などを行う共助。
そして市役所や消防、警察による災害支援や救援物資の提供などの公的支援を公助といいます。
自助の段階では、自分の命は自分で守る
命を守るうえでは、災害から72時間が勝負です。
この72時間は壊れて建物などに閉じ込められている人の生きて見つかる可能性の高い期間です。
このため最初の3日間は、警察、消防、自衛隊は現場で生存者を見つける作業を全力で行います。
自衛隊員や警察、消防の人たちが現場などに行けるように国や県の道路関係の人たちはがれきなどを除く作業を行います
この期間は生死の瀬戸際にある人が優先されます。
災害で自分の命や家族の命を守り、この3日間は自分で食料や水を確保し生き抜いていく必要があります。
地域の人と協力し、被害の拡大などを防ぐ共助
まず自分の命を守り、次は共助です。
これは自分や家族の命が守れ、ギリギリの中でも多少余裕があれば周りの人と助け合いをし、被害の拡大や体調悪化を防ぐ段階です。
公助がはじまるまでは、共助で助け合う必要があります。
これは日頃からの地域での防災活動の有無でかなり状況はかわってきます。阪神大震災では一番人命を救助したのはこの地域住民による共助でした。
行政や公的機関による支援などの公助
最初の3日間を終えると自衛隊、市役所、警察、消防などの公的支援がはじまります
避難所に支援がはじまります。
自力で避難所に避難しているケースや、家が無事で自宅でなんとか暮らせるケースもあるでしょう。
自宅で暮らせる人でも水や食料や情報のために避難所に通うこともあります。
避難所での生活は不便ですが、少しずつ落ち着いていくと市町村や自衛隊の方などによる食糧支援がはじまります。
この時期はとにかく健康を維持することが大事です。生活や仕事につながる再建に非常に大事な時期です。困ったことがあればどんどん、声をあげましょう。
自宅が被災された場合は、この避難所で仮設住宅ができるまで避難が続きます。
大規模な災害になるほど仮設住宅ができるまでの期間が長くなります。
期間が長くなるからこそ、つらいこと、苦しいことを早めに声に出して早めに対応してもらいましょう
実は大事なその後の事
公助の段階の後は復興、復興対策の時期になります。
避難所などで暮らしている間に、市町村などが住宅をたてなおすための資金の相談などにのってくれます。
国などの支援もありますが、国だけの支援で全額を賄うことは大変ですのでこれまでの資金や金融機関からの融資などでお金を確保する必要も出てきます
自然災害債務整理ガイドラインについての記事も書いています
まずは最初の3日間自分の力や近所の人の力で自分や家族の命を守りましょう
次に避難所生活では長くなることが予想される場合、健康維持に注意してください。大変なことや苦しいことは声をあげ大事になる前に対応してもらいましょう
仮設住宅ができればお金の事を考えながら仕事や住居の事を考えてください
自助の段階で生き抜くための行動
自然災害では先ほども書いたように最初の3日間自分の力で生き抜く必要があります。
自分や家族の命を守るのが最優先なのですが、その命を守るためにはある程度知識が必要です。
自然災害でこれをすれば絶対安全といえるようなことは残念ながらありません。
しかし、地震や台風の時の基本的な行動の仕方があります。
行動の基本を頭に入れておくのと入れておかないのではかなり違います。基本を頭に入れていたら状況により、臨機応変に対応できるかもしれません。
地震が来た時にすべき行動
地震は予知する事はできませんが、大きな地震の前に「緊急地震速報」で地震を知ることができます
緊急地震速報は100%ではありませんが、緊急地震速報がなれば次の行動をしましょう
家の中にいる時にすべきこと
一番大事なことは「頭を守ることです」
阪神大震災では約85%の方が建物の倒壊や家具の下敷きになって亡くなっています
建物の倒壊については今から家を建てる人は耐震等級3の家を建てればまず倒壊することはありません。
家具は固定できるものは固定し、寝る場所の近くには背の高い家具などは置かないようにしてください。
あわてて家からでない
最近の家(1982年以降)ならばあわてて家を飛び出す必要はありません。
ただし津波や火災が近づいている場合は『緊急避難場所』に走ってむかいましょう
そしてブロック塀の下敷きになる可能性ある場所は通らないようにしてください。
加害者にならないためにも、ブロック塀が自宅にある場合はプロにしっかりチェックしてもらってください
台風が来た時にすべき行動
台風はある程度予想できますが、日頃から対策はしておきましょう
自宅周辺のハザードマップを確認
自宅が洪水の危険があるか、土砂災害の危険があるか市町村が作成している「ハザードマップ」で確認しておきましょう
自分の住んでいる『市町村+ハザードマップ』で検索すると、市町村のHPの該当する部分までたどり着けます。
ハザードマップで自宅が洪水や土砂災害が危険地域である場合は次の対策をしましょう。
これから家を建てる方はハザードマップを確認して家を建ててください
気象情報を確認
警報がでれば災害が起こる危険性が出てきます。特別警報が出た場合は、これまでに経験したことがないように災害が起こる可能性があります。
特に大雨特別警報が出た場合は、近くで災害が発生してもおかしくない状況になっています。
市町村が出す避難指示を確認
気象庁が雨の降り方で注意報や警報を出しますが、実際に私たちが非難すべきかの判断は市町村が行い、市民に伝えます。
「避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示(緊急)」の三段階で出されます。
「避難準備・高齢者等避難開始」がでれば避難の準備を開始し、準備ができ次第非難しましょう。高齢者は速やかに避難してください
「避難勧告」速やかに避難してください
「避難指示(緊急)」の時には避難完了していることが望ましいです。
具体的避難にあたっての基本は水や土砂が襲ってくる場所からできるだけ離れることです。
もうすでにかなりの降水量が降っている場合は、避難場所までの道中が危険なこともありますので自宅で垂直避難(1階から2階に)したり崖が家の近くにあれば崖から遠い部屋に避難してください
防災について真剣に考えた事のまとめ
防災対策は自然災害が起こる前から始まっており、そこでしっかりと対策を行っていれば自分や家族の命を守れる可能性はかなり高まる。
地震に関しては予知することがほぼ不可能なので日頃からの対策がある程度必要。
洪水や土砂災害に関しては気象情報など逐一確認して、さまざまな情報の意味を理解し活用できるようにする必要がある。
地震も洪水や土砂災害も家つくりの時に土地や耐震等級3に気をつければ、自分や家族の命を守れる可能性があがる。
まったく同じ状況の災害はないが、基本的な考え方や行動は一緒なのでそれをもとに臨機応変に対応する必要がある。