みなさん、こんにちは
フミです。
今回は樹齢1200年の神秘的な大楠が人々をよびよせる香川県三豊市にある志々島を紹介します。
今年は瀬戸内国際芸術祭2019年が開催されます。志々島は開催場所ではありませんが隣の粟島は開催場所の一つになっています。
瀬戸内国際芸術祭に興味がある方はこちらの記事を読んでいただけれると参考になります。
目次
志々島とは
香川県三豊市詫間町の宮ノ下港からフェリーで約20分で到着できる人口約20人の志々島。明治や大正には人口1000人ほどが住んで農漁業の島として栄えるが、戦後の高度経済成長の産業構造の変化で急速に過疎化が進んだ。
そんな過疎化の島を盛り上げようと志々島振興合同会社が設立されさまざまな活動を行っています。
樹齢1200年の大楠の他にも360°の展望が広がる横尾の辻や両墓制(りょうぼせい)のお墓や島のマスコットのヤギなど見どころが沢山です。
志々島へのアクセス
公共交通機関を利用する場合
JR詫間駅より三豊市コミュニティバスを利用し【詫間庁舎】バス停で下車し、徒歩約3分の宮の下港に行きます。
車でのアクセス
三豊市詫間庁舎の目の前にある『三豊市文化会館・マリンウェーブ』の横に宮ノ下港があります。無料駐車場もあります。
三豊鳥坂ICから約8キロあり約15分で宮ノ下港まで着きます。
宮ノ下港から粟島汽船の定期船にのり約20分で志々島に到着します。
宮ノ下港から志々島への定期船は1日3便しか出ていないので時間には気をつけてください
定期便の運航時間と料金はこちらで確認してください。
定期船の時間にしばられたくない方は自由に島を行き来したり遊覧できる海上タクシーの利用を検討してみてください。
詳しくはこちらを見てください
志々島の見どころ
志々島には神秘的な大楠以外にも見どころがありますのでそれぞれ紹介していきます。
神秘的な大楠
まず志々島のシンボルの大楠を紹介します。
大楠へのアクセスは・・・下船してから島に入るといたる所の大楠はこっちだよと看板がありますので迷わないと思います。下の写真では亀さんが指さしている方向です。
こんな道を通り
景色のいいベンチで休憩し
元気な方なら15分もあれば到着すると思います。
大楠の情報
1.名称:県指定天然記念物 志々島の大くす
2.指定の年月日:昭和45年4月28日
3.指定の理由:県下でもまれに見る巨樹かつ老樹であり学術上貴重である。
4.説明事項:根元の周り12m
樹の高さ22.5m
枝張り 東25m 西20m 南17.5m 北26m
樹齢 推定1000年以上5.注意事項:皆さんエチケットを守り、周辺の美化に努め、大切な文化財「おおくす」を永く子孫に伝えるため、保護に努めましょう。
(参照元:三豊市の看板)
ついに大楠と対面
ついに志々島のシンボルの大楠とであえました。縦横無尽に伸びる枝は自分の重さにも耐えることができないほど伸びています。
さらに大きな枝からは小さな枝が生えており、まだまだ生命力は衰えてない事を感じました。
後ろ姿も
横からも
なかなか大きさはわかりにくいので人と大楠が一緒に写っている写真を見てみましょう
この写真を見ていただければかなり大きなことがわかると思います。(どちらも人がかなり遠いのですが・・・)
・・・実は土砂崩れで根元の方が埋まっていてこの大きさらしいです。
もちろん、さぬき百景にも選ばれています。
絶景が楽しめる『楠の倉展望台』
大楠の近くに島の人の手作りの展望台『楠の倉展望台』があります。
この展望台からは穏やかな空と海を楽しむことができ、天気が良ければ岡山方面や広島方面まで見ることができます。
瀬戸内海を360°望むことができる横尾の辻
大楠までの途中の分かれ道を進むと横尾の辻(志々島で一番高い場所?)にたどり着きます
この看板のある所から元気で日頃運動していて山道を歩きなれている方なら10分前後、健康な方なら20分前後で横尾の辻まで到着します。
到着すると
南をみれば詫間方面
西を見れば粟島や猫島として有名な佐柳島などが見え
北から東方面を見れば瀬戸大橋などが見えます。
もちろん歩いてきて疲れている人のためにベンチなどが置かれています。
世界で一番小さなおうちと言われる「埋め墓」
志々島は、人が亡くなると土葬にする風習があり、死後の世界においても生前と同様であることを願い、各地区墓地には霊屋(木製の小屋)が建てられている。「埋め墓」の他に石塔を立てた「参り墓」が、利益院の境内にあり両墓制の一環ではないかと言われています。
島のマスコットのヤギさんたち
私が訪れた時は触れ合うことができませんしたがタイミングが良ければヤギさんたちと触れ合うことができます。さらにタイミングがよければ子ヤギさんたちも見れることもあります。
島の中を散策して疲れたあなたを癒す休憩所「くすくす」
島の中を散策してフェリーがくるまで時間がある時はここで休憩してみてはいかかでしょうが
島時間ともいえるだいたい10:30~11:30、14:30~15:30
軽食や飲み物、ちょっとしたお土産なども売られています。
志々島のいろいろな話も聞けるかもしれません。
志々島での注意点
- 船の時間に気をつけてください。
- 山道を歩くことになりますので動きやすい恰好で訪れましょう。
- 暑い時期は蚊が沢山発生しますので気をつけてください。
- ゴミなどは持ち帰りましょう
- 雨の後などは坂が急で滑りやすくなっていますので細心の注意を払ってください。
- 昆虫などが苦手な場合は心して行きましょう
蚊が多いのでお接待として蚊取り線香を貸してもらえます。
志々島まとめ
志々島は半日でまわれるほどの小さな島ですが、神秘的な大楠、瀬戸内海を360°展望できる横尾の辻、かわいさに癒される志々島のマスコットのヤギさんたちなど魅力あふれています。
日頃の喧騒を離れ、ゆったりした島時間で過ごしてみてはいかがでしょうか
いくらかかるの?
フェリー代は片道大人340円子供170円なので
340円×2=680円
680円+宮ノ下港まで交通費が最低かかります。
時間は?
島内を回るのは3時間もあれば十分まわれます。
フェリー乗り場までの時間と往復のフェリーの時間と島内の時間がかかりますので。
フェリー乗り場までの時間+4時間ほど見ておけば大丈夫です。
船酔いは
短時間の20分ですが、船が小さいので揺れる時もありますので、酔いやすい人は酔い止めを飲んでおきましょう。
ネコは?
休憩所くすくすの近くにいましたがそんなに多くはいないと思われます。