みなさんこんにちは
フミです。
今回は子や孫に迷惑をかけないためにできることを考えてみます。
子供や孫などの次世代の人に対して、人生の基本となること(例えば、周りの人に感謝やモノやお金の大切さを理解、働くことの意義…etc)を教えることが大切になってきます。
学校でも、お金のことや生活の基本などを学ぶようになってくると思います。しかしお金や生活の基本は日常生活で実践することが一番多くのことを学べます
家庭で家族が、自分自身の経験を踏まえて教えていくことが、子供や孫の人生にとって大きなプラスになるでしょう。
子供や孫に資産をゆずるには
子供や孫に資産をゆずりたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
その場合は計画的な準備と実行が重要です。
資産を譲る場合は、ライフプランにおける老後や医療との優先順位を考えておく必要があります。また子供や孫のライフプランにも少なからず影響を与えます。
早めに考え、準備したり、家族と相談したり、額が大きい場合は専門家に相談することも大切です。
とくに贈与、相続、事業承継などに関しては、さまざまな税制上の措置があります。あらかじめよく考えて利用すると効果的です。制度を知り、計画を立て、早めに対応しましょう
贈与に関しては、年110万の基礎控除があります(贈与税がかからない)。子供に贈与する場合は10年間で1100万円になります。(注意点:例えば10年間にわたって毎年100万円ずつ贈与することを約束しているような場合には、贈与税がかかります。正確に知りたい場合は、国税庁のHPや税務署や税理士に相談しましょう)
その他にも額が大きいものは、子供や孫に対する住宅取得資金等の贈与、教育費の贈与、結婚・子育ての資金の贈与などもあります。(注意点:様々な条件がありますので十分に理解してから利用しましょう。)
子や孫に生前贈与するときのまとめ
生前贈与は、節税対策だけでなく、納税資金の確保や財産の有効活用も行うことができる
贈与税は相続税より税率が高いので、生前贈与は計画的に行うことが大切
状況に合わせて贈与の特例を利用すれば、かなり節税できる
判断力の衰えに備えよう
年齢を重ねるにつれて判断力は確実に衰えてきます。
ここでも、計画的な準備が必要になってきます。ご家族や信頼できる方にあらかじめ相談しておくと、希望に近い対応をとれる可能性が高くなります。
また介護や成年後見などについても、基本的なことを理解しておくと、不安は和らぎます
成年後見の中でも法定後見は、判断能力が不十分な人を保護し、支援する制度です。
判断能力に応じて「後見」「保佐」「補助」に分かれます。
一方、任意後見は、自分に十分な判断能力があるうちに、判断能力が不十分な状態になった場合に備え、信頼できる人との間で、生活や療養、財産管理などにつき、希望に沿った契約を結んでおくものです。
日常生活支援事業の利用なども考えられます。社会福祉協議会に相談し、ホームヘルパーに来てもらったり、お金の出し入れや通帳などの管理の援助をしてもらうなど、自分が希望する支援を一定の料金で受けることができるものです
近年では、エンディングノートを利用する人も増えています。このノートは財産に関することだけでなく、最後の迎え方や自分が亡きあとに家族にどうしてほしいか、家族に対する思いなどを、自由に書き記し、自分の意思や希望を伝えるものです。
終活や生前整理の大切さがわかる本を紹介した記事はこちら
子供や孫のためにできることまとめ
贈与にしても老化にしても、準備をしっかりしていれば子供や孫に迷惑をかけることはかなり減ります。
さらに知っているか、知らないかで金銭的にも生活の質的にもかなり変わってくることがあることを知っておいてください。
人間だれしも年齢を重ねれば老います。いつまでも自分は若いと思わず、老化を受け入れ、早め早めの対策を行うことで周りにも迷惑をかけませんし、自分も老いとも向き合えます。
向き合うことで今何をしないといけないかも明確になり、日々の生活の安心感も高まりやすくなります。