みなさんこんにちは
フミです。
今回は『老後破産』について書いてみます。
超長寿命社会になっていくこれからは『老後破産』が現実味をおびてきます。
「将来自分もなってしまうかも・・・」「今のペースで資産作っていって足りるのか・・・」など不安になっている人もいるのではないでしょうか?
私も正直言って不安しかありません。そこで今からできる対策をまとめてみたいと思います。
対策をするには原因を考えないといけないので原因から考えて行きます。
老後破産の原因
一番の原因は・・・想像以上にみなさん長生きすることです。
最近では『人生100年時代』と言われています。平均寿命は女性は約87歳、男性は約81歳、そして70歳の人の平均余命は女性で約20年、男性で約15年です。
つまり現在でも女性は70歳までいきれば約半数が90歳まで生きることになります。
今の30代、40代の人が70歳になった時の平均余命はどこまで伸びているでしょうか?
十分な蓄えがない
思った以上に老後が長いため、しっかり資産を作ったつもりでも足りないことがあります。60歳で退職すると30年分、65歳で退職すると25年分は最低蓄えてないといけないのですが、30年をこえて35年、40年と生きることも珍しくありません。
定年退職後の生活費を退職金や年金でまかなえるのならいいのですが、これからは退職金もいままでのように十分な金額を貰えない所も増えてくるのではないでしょうか。
そこで自らお金を用意していないと、足りなくなる可能性もあります。
想定外の出費
しっかり健康管理をしていても、想定していない病気やけがをすることはあります。突然の病気やケガはいくら気をつけていても起こります。そして年をとればとるほどその可能性は高くなってきます。
入院や手術やリハビリなどの医療費や、介護が必要になった時、それなりの施設に入ろうと思うとかなりの費用がかかります。自分ではなく、周りの人間が倒れて出費がかさむこともあるかもしれません。
生活レベルを下げれない
年金暮らしで収入が減ったのに、働いているときの金銭感覚と同じようにお金を使っているとどんどん老後のために貯めていた資産を使うことになります。
そして仕事をしてないので暇な時間が増え、趣味や旅行などに多額の費用をかけてしまうこともあります。お金を使わず行える趣味や生きがいを見つけることが必要です。
誰にも相談できない
なかなかお金の事は相談しにくいと思います。自分一人で考え込まずパートナーや兄弟など信頼できる人と一緒にお金の問題を考える必要があります。手遅れになってからの対策はあまりありませんが、傷が浅いうちの対処していれば対策もたてることができます。
今からできること
老後にいくら必要かを知る
ゴールのわからないマラソンほどつらいものはありませんので、ゴールを知ることでかなり不安を解消できます。
なのでまずは将来に備えていくらひつようなのか計算してみます。
「老後の毎月の生活費×12ヵ月×(90歳-定年退職の年齢)」から「退職金+25年?(20年)でもらえる年金額」を引いてみればいいだけです。
これが退職時までの貯めておきたい一つの目安の金額になります。
老後までまだ20年、30年とある30代、40代などは、貯金だけではなく、投資などにも目を向けていく必要があります。学校では全く教えてくれない金融リテラシーは非常に大切ですので勉強してください。
健康寿命をのばす
お金にも生活の質にも健康が大きく影響してきます。もちろん健康であれば、医療費や介護費なども削減できます。健康じゃないと好きな物が食べられなかったり、旅行ができなかったりないとかできないばかりの生活ほどつらいものはありません。いくらお金があっても楽しくありませんね。
健康でいるためには病気になってから治すのではなく、病気にならない生活をおくる事や、なったとしても早期発見することが重要になってきます。
働けるうちは働く
豊かな老後を過ごすには健康も大事ですが収入を安定させないといけません。
65歳で定年退職して、その後働かない人と65歳で定年退職して70歳まで月10万円分働く人では70歳の時点で600万円もの差ができます。
これからどんどん若年層が減り、労働人口が減り高齢者が働かないといけない時代になります。AIなどで労働力が必要なくなってくるかもしれませんが、人間でないとできないこともあります。
自分のスキルは何で、いつまでそのスキルを使って働くことができるかしっかり考えてみましょう。
生きがいを見つけよう
長い老後を考えると「生きがい」が大切です。今の60代や70代は昔に比べてかなり若く老け込むにはまだまだ早い年齢です。
現役時代から、職場だけのコミュニティーで過ごさず、いろいろなコミュニティーに顔を出していろいろな人と接することで「生きがい」を見つけることやいろいろな価値観を知ることができます。
まとめ
老後破産に陥らないために今から健康な体とお金と心の準備をすることが必要です。
この準備は、なるべく早くしておけば選べる選択肢が増えます。
「希望がある老後」となるか「不安だらけの老後」になるかは自分次第です。
老後を後悔しないためにも、今を大切にし、できることから始めましょう。