資産を形成するための投資金額の決め方

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みなさんこんにちは

フミです。

前回は「老後に向けてどれぐらい資産が必要なのか?」を書き、そのゴールの考え方について書きました。

詳しくはこちらを読んでください

今回は「老後に向けてどれぐらい資産が必要なのか?」考えてみたいと思います。資産を作るにも、ゴールがないとなかなか続けることができませんので、そのゴールを今回は考えてみます。老後の必要資金額を計算するための考え方や統計データなどをご紹介します。

そこで今回はそのゴールまでお金を貯めるためにはどれぐらいの投資金額が必要で、どのように考えるかを書いていきます。

ゴールもみなさん違いますし、投資できる金額も違いますが、考え方はおおきくかわりません。

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『何のために、いつ、いくら』を決める

前回の記事の老後資金を何歳までに、いくら貯める必要があるのかを計算する方法がこの部分ですね。

ただ単にお金を増やしたいと思うだけでは、なかなか投資を長く続けることは難しいかもしれません。

投資はあくまで手段であって目的ではありません。老後資金の限らず夢や目標のためにお金が必要な事はよくあることです。自分の未来を予想し、実現するための一つの手段が投資なので自分と向き合うことが資産運用の第一歩です。

いくら投資にまわせるかを知る

目標が決まりました。次に知らないといけないことはいくら投資にお金を回せるかです。

まず今持っている資産を3つに分類してみましょう。一つ目のは「日常生活に必要なお金(資産)」これは住居費や食費や光熱費などですね。2つ目は「近い将来使う予定が決まっているお金(資産)」これは子供の学費や、家の購入を何年後かに考えているようならその資金のことですね。三つ目は「とうぶん使う予定のないお金(資産)」これが投資に回してもいいお金になります。

「日常生活に必要なお金(資産)」は生活費の8ヶ月分から1年分を目安に、いつでも引き出せるよう普通預金、短期の定期預金などを利用するのが良いと思います。

「近い将来使う予定が決まっているお金(資産)」は使う時期が来るまで、定期預金や国債など、安全性、換金性の高い商品を利用するのが良いと思います。

この二つに当てはまらないのが三つ目の「とうぶん使う予定のないお金(資産)」で投資に回していいお金となります。いっぱいある人もいると思いますし、現時点では0と言う人もいるのではないかと思います。ゼロの人は、家計の見直しをし毎月の収入から少しでも積み立てを行い、少しでも目標金額に近づきましょう。

現在持っている資金の増え方をシミュレーション

例として現在35歳、現在投資にまわせるお金500万、65歳までに老後資金を3000万円欲しい人がいたとします。

まずは現在投資にまわせるお金500万円を投資した場合の増え方を「終価係数」を使ってシミュレーションします。

終価係数を用いた計算をしてくれるサイトはこちらです

終価係数を計算し、指定利率での表を作成します。

リスクが少なめの前提で「2%」の利回りの場合と、リスクが高めの前提の「5%」の利回りで30年運用してみると。

2%の場合

500万円×1.811(終価係数)=905万5000円となります。

5%の場合

500万円×4.322(終価係数)=万2161万円となります。

どちらにしても3000万円まで届きません。ただし想定の利回りが3%違いその運用が30年間続くと最初の500万円が30年後には1200万円以上の差になります。複利の効果はすごいですね。

目標の金額から毎月の積立額を考える

上の例ではどちらも3000万円まで足りませんので、2%の運用の場合残り約2100万円、5%の運用の場合残り約840万ほど準備しないといけません。

そこで毎月積み立て投資をすることになります。

今度は「減債基金係数」を使って、30年後に約2100万円と約840万円を準備するためにはいくらづつ積み立てればよいか計算してみます。

減債基金係数を用いた計算をしてくれるサイトはこちらです

終価係数を計算し、指定利率での表を作成します。

こちらも2%と5%の利回りで運用すると計算してみます。

2%の場合

利回り2%で30年間運用するとして2100万円を得るには毎年52万5000円ほど積み立てないといけません。

一カ月当たり約4万4000円ほど積立が必要になります。

5%の場合

利回り5%で30年間運用するとして840万円を得るには毎年12万6000円ほど積み立てないといけません。

一カ月当たり約1万2500円ほど積立が必要になります。

ここでもう一つ運用期間を40年にしてみたシミュレーションを見てみましょう

2%で40年期間がある場合

まず現在持っている資金500万円を2%で40年間運用すると約1100万円になります。まだ3000万円には約1900万円足りません。

利回り2%で40年間運用するとして約1900万円を得るには毎年32万3000円ほど積み立てないといけません。

一カ月当たり約2万7000円ほど積立が必要になります。

いくら投資にまわせるかで現在0の人は「減債基金係数」だけで計算しましょう。

上記のように利回りや期間によって積立額もかなり変わってきます。もちろん利回りが高ければリスクも高くなってきます。

まとめ

いくつかの利回りや期間でシミュレーションし、現実的な利回り、積立額の運用を目指すべきです。

複利の効果は利回りが大きく、期間が長くなればなるほど大きな効果がでてきます。利回りを大きくするのはリスクが高くなるのでおすすめできませんが、期間を長くすることはリスクを下げますので、なるべく早く、若いうちから資産運用をはじめてみてはいかがでしょうか?

もちろん、これらはあくまで計算上のシミュレーションですので、実際の運用がうまくいくかはわかりません。ですがプランもなしに闇雲に運用するよりも、目標に近づくことができると思います。

計算通りいかないかもしれませんが、自分でゴールを見定め、プランを定め自分に合った運用を行いましょう。

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