みなさんこんにちは
フミです。
今回は2019年の「家計の金融行動に関する世論調査」より各世代のリアルな貯蓄額はいくらなのか見ていきます
単身者では約38%、二人以上の世帯では約24%の人が金融資産を保有していないそうです。
昨年老後2000万円足りないと話題になりましたが・・・それでも昨年の調査とあまり変化がないようです。
投資や節約をしている私からするとちょっと考えられない数字ですが詳しく見てみましょう
目次
お金に関する話題の時は平均値より中央値が大切
貯蓄や年収など調べると平均値の他に中央値という言葉が出てきます
リアルな貯蓄額や年収を知るには平均値より中央値を見る方が実態を現しています
平均値は少数の高額資産保有世帯によって大きく引き上げられることがあるため、平均値だけでみると、多くの世帯が実感とかけ離れた印象を与えるかもしれません
このような平均値の持つ欠点を補うために、ここでは平均値と並んで中央値を用いて一般的な家計像をとらえることができます
平均値はテストの点数などの場合には有効です
リアルな貯蓄額はいくら?
「家計の金融行動に関する世論調査」より各年代のリアルな貯蓄額を見ていきましょう
単身者の貯蓄額
20代では中央値がなんと5万。就職してからすぐの人もたくさんいるのでこれはある程度しょうがないかもしれません。
30代~50代までの中央値をみてみると100万をこえていません。独身なので貯めるモチベーションがないのかもしれません。
しかし平均値を見てみると右肩上がりなので少数の貯めている人が平均値を押し上げていることが考えられます。
単身者の貯蓄0の割合
金融資産を保有している世帯の割合と保有していない世帯の割合をまとめてみました。
保有していない≒貯金ゼロと考えていいと思います。
20代から50代までは40%前後の人が貯蓄0だとわかりました。
老後の事とかあまり考えていないのかもしれません。
2人以上の世帯の貯蓄額
次に2人以上の世帯の貯蓄額を見てます
年齢が上がるにつれて平均値、中央値共に右肩上がりです。
70歳以上になると年金しか収入がなくなり貯蓄を切り崩しているため平均値、中央値共に減っていると考えられる。
単身世帯と比べると平均値、中央値共に多い。単身世帯と比べると平均値と中央値の差が少ない傾向がある。
2人以上の世帯の貯蓄0の割合
20代から60代までは20%前後の人たちが貯蓄0のようです。
単身者世帯と比べると約1/2ぐらいの割合に減っています。
年収(手取り)のどれぐらいの割合を貯蓄しているか?
手取りのどれぐらいの割合を貯蓄しているかを見てみます
2人以上の世帯の年間手取り収入からの貯蓄割合
平均で年間の手取り収入の約8%ほど貯蓄しているようです。
3割以上の人が貯蓄できなかったと回答しています。収入が少ない人ほど貯蓄できない人の割が多くなっていました。
年収が多い人ほど貯蓄の割合が多く、年収1200万円以上の人は年間の手取り収入の約17%ほど貯蓄しているようです。
この調査から考えると年間の手取り収入の10%を貯蓄していたら一般的で、20%以上貯金していたらかなり頑張っているようです。
金融資産が0だと将来はどうなるのか?
金融資産が0だと将来どんなことが待ち受けているでしょうか?
働いている間は自転車操業状態でなんとなるかもしれません。将来働くことができなくなったり、今急な病気や事故で働けなくなるかもしれません。
そうなった時に金融資産0だとかなり悲惨な未来になります。
住宅ローンを借りていたら住んでいる家までなくなったうえに大きな負債を抱えることになります。
また子供を大学に行かせている場合は、学費が払えなくて大学を途中でやめないといけなくなるかもしれません。
さらに老後までにある程度、資産を作っておかないと老後破産の恐れもあります。
各世代のリアルな貯蓄額のまとめ
単身者の世帯より2人以上の世帯の方が貯蓄していいる人の割合が多い。
年をとるにつれて貯蓄額が増えている。
年間の手取り収入の8%ほど貯蓄するのが平均的な2人以上の世帯の貯蓄割合です。
金融資産ゼロの世帯は単身世帯では約38%、2人以上の世帯では約24%います。
これらの世帯は早急に改善しないと老後破産に陥る可能性が高い。
ライフプランを考え、同時にマネープランも考え、資産形成する必要がある。