みなさんこんにちは
フミです。
金融庁も人生100年時代が訪れるので、自分で資産運用して老後に備えてくださいと言う提言を盛り込んだ報告書を取りまとめたようです。
つまり老後の生活は公的年金だけでは足りないという事を国も認めたと言ってもいいと思います。
そこで必要になってくるのは、自分で資産形成、資産運用をすることです。
そこで今回は資産運用の一つの方法のETFについて書きます。
ETFってなんだ?
ETFはExchange Traded Fundの略称で、日本語では上場投資信託と表現されます。形態としては投資信託なのですが、証券取引所に上場されていることで、市場で自由に売買することができます。通常の投資信託は一日に一回、基準価額での取引となりますが、ETFの場合は市場でいつでも取引を行うことが可能です。
ETFの特徴
ETFの特徴は主に4つあります。
ETFの特徴①分散投資
自分で東証株価指数(TOPIX)に連動する株式投資をすべて購入しようとするとかなりまとまった金額が必要です。しかしETFの上場TOPIXだと2019年6月の価格だと約16万円ほどで購入することができます。上場TOPIXを保有することで東証株価指数を構成している約2,000銘柄に分散投資することになります。
ETFの特徴②コストが安い
ETFの手数料には【売買手数料】と【信託報酬】の二つがあります。
目に見えて引かれるのが売買手数料ですが、最近の証券会社同士の競争によりかなり安くなっています。
信託報酬は、株価に反映されているため、目に見えてわかるものではありませんが、これは保有している限りずっとかかってくる保有コストとなります。
ETFの特徴③値動きがわかりやすい
ETFは日経平均株価や東証株価指数などの指数の動きに連動するように運用されていますので、値動きがわかりやすいのが特徴です。ETFの市場価格は、その一口当たり純資産価値をベースに今の指数の動きを折り込んで投資家が売買するので、概ねその市場価格も指数に連動していきます。
ETFの特徴④売買が容易
証券取引所があいている時間なら、いつでも売買することができます。普通の投資信託では1日1回その日の終値で基準価額が算出され、その基準価額で1日1回の解約しかできません。一方ETFは株式と同様に指値注文や成行注文を相場を見ながら売買することもできます。1日に何度も売買すると売買手数料がかさむので注意が必要です。
ETFは急拡大中
ETFは株式と投資信託の両方の特性を持っています。証券取引所を通じて誰でもが売買することができる金融商品です。個人投資家のみならず機関投資家にも使われETFの銘柄数も純資産総額も右肩上がりです。コストや流動性、また資産の多様性と言う面でETFが拡大しています。
まとめ
ETFは株式投資と投資信託の中間のような金融商品です。コストもかなり安く、分散投資もできます。さらに株式投資のように、指値注文や成行注文などもできます。
しかし長期的な資産運用ならば低コストの投資信託でもETFでも、どちらでも構わないと思います。
自分の運用指針にあった金融商品を選びましょう。
また、投資したい商品がある場合は、すぐに投資することはせずに、その金融商品の投資対象や組み入れ銘柄、運用状況、手数料などさまざまな項目を比較する習慣をつけておくとよいでしょう。