みなさん、こんにちは
フミです。
このブログを初めて読む人で
今日は番外編・・・
住宅ローンの三大疾病補償(特約)が必要なのか、必要じゃないかを考えてみます。
目次
1.三大疾病とは何か
わざわざ説明するほどの事ではないと思いますが一応説明を
1.がん(悪性新生物)
日本人の約30%の人ががんで亡くなっています。(厚労省のデータより)
また死ぬまでに約半数の人は何らかのがんになります。
ある程度予防はできますが完全に防ぐことはできません。
うつる病気ではありません。
がんの発生と進行の仕組みは(簡易に書いてます)
正常な状態
↓
遺伝子に傷ができ、異常な細胞が発生する
↓
異常な細胞が増殖する(がん化)
↓
異常な細胞がかたまりになる(腫瘍形成)周囲に広がる
↓
血管やリンパを通り、全身に広がる
このような流れです。
2.心疾患
日本人の約15%が亡くなっているそうです。(厚労省のデータより)
平成26年のデータでは20万人弱が心疾患で亡くなられています。
心疾患と言っても様々な症状があります。
3.脳血管疾患
日本人の約10%が亡くなっているそうです。(厚労省のデータより)
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などで脳に障害を与える病気で、急激に症状が出ることが多いのも特徴です。
2.三大疾病付きとは
住宅ローンを組むときに、基本的に団体信用生命保険に入らないと、金融機関はお金を貸してくれません。
その団体信用生命保険には大きく分けて、機構団体信用生命保険(機構団信)と三大疾病保障付機構団体信用生命保険(三大疾病付機構団信)の2種類があります。
一般的な団信に三大疾病の要件が追加された保険の事です。
また八大疾病や女性専用の団信などもある模様です。
3.三大疾病になる確率を考えよう
前提として30歳で住宅ローンを借り、35年で返済すると仮定する。
1.がんになる可能性は?
(元のデータは:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ)
このグラフから考えて見ると
55歳前後で人口10万人に対して500人ほどががんになると考えられる。
0.5%の人がなると言うことです。この可能性が高いか低いかの判断はそれぞれ違うとは思いますが私の感覚では低いと思います。
なぜ55歳で見てみたかと言いますとあと10年なら、無理したら繰り上げ返済できるのではと考えたからです。もしくは払い終えているのではと考えたので
65歳で見てみると男性なら1.5%女性なら1%の割合でがんになるそうです。
この年齢になるとほぼすべての人が払い終えているはずですね。
2.心疾患になる可能性は?
(一般社団法人 日本生活習慣病予防協会より抜粋)
このグラフから考えると50代で約100人ぐらいなります。
1000人に1人ぐらいの割合です。
3.脳血管疾患の可能性は?
(一般社団法人 日本生活習慣病予防協会より抜粋)
このグラフから考えると50代で約260人
1000人当たり2.6人ぐらいが治療を受けていると言うデータです。
この3つのデータより
50代で三大疾病になる可能性は低いと考えられる。
なるかならないかの二択と言う話もありますが・・・
また心疾患や脳血管疾患は、日頃の生活習慣によって罹患する可能性は下げられる。
4.金銭的な事を考える
無料で3大疾病ついている団信については今回は省略(金利の中にもとから含まれていると言う話もありますが)
例として
3000万借り入れの35年返済
元利均等返済
ここまでが同じ条件
三大疾病のついてない団信の利用時の金利1.0%とする・・・・①
三大疾病保障の付いた団信の利用時の金利1.3%とする(0.3%上乗せとした理由は私が借りようとした地銀がそうだったので)・・・・②
今回は保証料、事務手数料は考えないものとすると
①の場合、総支払金額は35,567,804円となります
②の場合、総支払金額は37,356,564円となります
約180万円ほど違います。
180万を35年で割ると約51,000円
それをさらに12カ月で割ると約4,250円
一ヵ月4250円払って安心を買うか買わないかはそれぞれ考え方はあると思います。
5.まとめ
基本的に、保険と言うものは安心を買うギャンブルです。(積み立て型や年金型などは投資と言う側面もあるかもしれません)
35年間の安心料として安いか、高いかは人それぞれです。
また今現在入っている保険との兼ね合いもありますのでよ~く考えて、さらに自分の体の事もよ~く考えて判断しましょう。
また最低限の団信に入ることによって、病気になってはいけないと体調管理に気を配るかもしれません
また3大疾病や団信などの支払い条件によっては払われない場合もあるので、支払い条件を予め確認しておきましょう。
ここまでの流れでおわかりだと思いますが、私は必要最低限の団信しか入ってません。
今日はこのへんで
フミでした。