みなさん、こんにちは
フミです。
このブログを初めて読む人で
今日は太陽光発電をより効率よく設置するために忘れがちな3つのことを書いていきます。
3つのこととは
- 影の影響
- 屋根の形状
- 屋根の耐久性
この3つのことを考えて設置することでより効率よく、より長く、より経済的な太陽光発電システムになります。
これから新築で太陽光発電を設置を考えている人は是非読んでほしい記事です。
太陽光発電の効率は影の影響でかなり変化する
まず最初に知ってほしいことは太陽光発電は影の影響をかなり受けます。
太陽光発電のパネルの内部のセルは基本的に直列でつながれています。
直列で一つのセルが影などの影響でかなり発電量がさがると太陽光発電システム全体の発電量が大きく下がることがあります。(ただし、パネルの種類により影響が受けにくいものもあるようです。)
この説明で分かりにくい場合は、実際の実験をしている結果を書いているサイトと図などで分かりやすく説明したサイトを載せておきます
設置するときは周りの環境をしっかり把握して太陽光発電システムが適する場所なのかをしっかり検討してください
悪い例の写真を載せておきます(ほぼ真南からの写真です)
送電線の鉄塔が太陽光パネルに影を落として発電効率を下げる可能性が考えられます。
さらに東側の屋根が少し高いので朝の早い時間帯は西側に影を落として発電効率が下がることが考えられます。
送電線の鉄塔などは建てる前にわかっている場合がほとんどなので気にしたいところですね。
ただし、ZEHの補助金や、多少発電効率を犠牲にしても金銭的にメリットがでるようならば採用することも検討すべきです。
太陽光発電の効率は屋根の形状でかなり変化する
先ほどの説明した影の影響も関係していきますが屋根の形状でかなり変化します。
効率が一番よいのは南向きの片流れで次に切妻ですね
そこで問題になってくるのが寄棟系の屋根で2面もしくは3面に乗せている場合は効率が下がる可能性があります。
太陽光発電システムを3面に載せた寄棟や方形の屋根ですと上の説明したように影までにはなることはあまりありませんが南面以外の西面と東面に載せた太陽光パネルは約85%の効率になります。
その発電量が下がった影響で南面のパネルの発電量が下がってしまうこともあります。
このことよりこれから新築をする方で太陽光発電システムを載せようと思っている方はたくさん太陽光パネルを載せたい方は片流れ、普通ぐらいに載せたい方は切妻、少しでもいいのなら寄棟や方形にすることをおすすめします。
問題のありそうな写真を載せておきます
このように3面に太陽光発電システム載せると朝早い時間帯や、夕方の遅い時間帯はかなり発電効率がさがるかもしれませんのでしっかりシミュレーションしてください。
太陽光発電を設置する場合は屋根の耐久性も考えよう
太陽光発電を設置する場合は屋根の耐久性も考えてください。
太陽光パネルは各メーカーによると期待寿命は20~30年ぐらいでそれよりも長く壊れないこともあります
そこで問題になってくるのは屋根の耐久性やメンテナンス時期の問題です。
屋根のメンテナンス時期が短いものや耐久性が低いものに太陽光パネルを設置すると、メンテナンスなどのために太陽光パネルを外して、メンテナンス後に再度載せる必要がでてきます。
あとは屋根瓦(日本瓦)に太陽光パネルを載せるのはあまりお勧めできません。
屋根瓦(日本瓦)は地震の時に落ちて天井を軽くするようにできていますが、太陽光パネルを載せると屋根瓦(日本瓦)が落ちなくて家が倒壊するようなこともあるので気をつけてください
問題のありそうな実際の写真を載せておきます
とある収益物件の屋根に太陽光発電システムの載せているのですがたぶんスレート屋根でメンテナンス周期が10年ぐらいですので太陽光発電システム20年なり30年運用するのであればメンテナンスのために取り外して、そのあとにもう一度設置する必要がでてきます。
この建物は収益物件ですので経費扱いできますが、普通の住宅ですと20~30年、太陽光発電システムを利用するのなら屋根の耐久性やメンテナンス周期もしっかりと考えておきましょう。
太陽光発電をより効率よく設置するためのまとめ
太陽光パネルは影が少しでもかかるとかなり発電効率がさがるので太陽光パネルに影がかからないかしっかりと検討する
屋根の形状も大切でできるだけ南向きの面だけに載せることで効率が良くなる
太陽光発電のパネルの耐用年数が長いので屋根のメンテナンス周期も考えて屋根材を選んでください
多少効率が悪くても、そのおかげで補助金などがいただけるのなら無理に設置するのもありです。
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