みなさんこんにちは
フミです。
松尾設計室の代表取締役でもあり一般社団法人パッシブハウスジャパン理事でもある松尾先生のFBの投稿より、もしかしたら我が家は理想的な間取りかもしれないことが今更わかりました。
我が家の間取りは某ハウスメーカーの規格住宅をNハウジングさんと私とで少し改造してできあがっています。
松尾先生のFBの投稿
設計手法を教える中の一項目として
「玄関ホールの風除室的配置」
というのを昔から言ってきました。
頻繁に出入りする玄関ホール部分を区画分けすることで室内環境を安定的に保ちやすくなるという考え方です。その代わり残りの空間は大きく一体的に設計することが多いです。これはビルの入り口の風除室の考え方と全く同じです。
20年以上前の戸建住宅では中央部に玄関ホール+廊下階段があり、LDKが右側、和室が左側(逆も有り)みたいなプランが最も多い時代でした。これは風除室的配置とは全く逆の考え方で冬だと冷気がかなり広範囲まで広がってしまう配置でした。断熱、気密の低さも相まって熱的には本当に最悪のプランニングであったと思います。もっとひどいのはバブル期に多かった玄関吹き抜けというプランです。。。
最近よく見るようになってきたのは玄関も含めて家全体が一体的につながるプランニングです。超高断熱住宅であれば問題ないですが、そこまでいってない住宅でも平気でこのようなプランが計画されています。むしろそのようなプランをやるひとほど断熱性能が低い傾向にある場合が多いとも言えそうです。
そこまでいかなくても圧倒的に多いのがリビング階段。LDKが広く見え、家族のつながりが得やすいことから圧倒的に普及しています。私は新規のお客様が来た際「断熱、気密、暖房計画のひとつでも欠けるならリビング階段、吹抜は絶対にやらないほうがいいですよ」とお伝えしています。しかし、実態は二つ以上欠けるのにやりまくり。。。というのが多いです。
その結果、10年以上前に比べて断熱性能の平均値は明らかに上がっているのに、LDKに関して従来と暖かさ感覚がさほど変わらない住宅が多発しているような気がします。
東北地方の工務店ではこれを発展させた新形態のプランニングを発見することができました。玄関ホールの風除室的配置を通り抜けたところにLDKがあり、いったんドアを介して階段や水回りがあるというプランです。
これは断熱、気密性能が低い住宅、暖房計画がきちんとなされてない住宅においては特に素晴らしいプランニングであると思いました。一応家族のつながりもLDKを通ることが強要されることから保つことができます。プランニングの変更は次のプランからでもすぐに対応可能です。いますぐ性能改善が見込めない会社はこの手法を取り入れることを強くお勧めします。
(引用:松尾先生のFBの投稿)
我が家の間取りと照らし合わせてみる
まず我が家は
断熱性は?
高断熱かもしれませんが超高断熱ではありません。
気密は?
気密測定もしていないので高気密ではないかもしれません。電気代などから考えてみると気密はある程度とれていそうです。
暖房計画は?
私としては考えたつもりですがプロ目線ではないので・・・
松尾先生のFBの投稿と我が家の間取りを照らし合わせてみる
まず松尾先生のFBの
この部分が我が家にできているか確認してみます。
まず玄関ホールと言うほど広い玄関ではありませんが基本的に玄関からリビングにつながるドアは閉められているので区画分けできています。(素人目線では)
次にこの部分です。
そこまでいかなくても圧倒的に多いのがリビング階段。LDKが広く見え、家族のつながりが得やすいことから圧倒的に普及しています。私は新規のお客様が来た際「断熱、気密、暖房計画のひとつでも欠けるならリビング階段、吹抜は絶対にやらないほうがいいですよ」とお伝えしています。しかし、実態は二つ以上欠けるのにやりまくり。。。というのが多いです。
~中略~
東北地方の工務店ではこれを発展させた新形態のプランニングを発見することができました。玄関ホールの風除室的配置を通り抜けたところにLDKがあり、いったんドアを介して階段や水回りがあるというプランです。
これは断熱、気密性能が低い住宅、暖房計画がきちんとなされてない住宅においては特に素晴らしいプランニングであると思いました。一応家族のつながりもLDKを通ることが強要されることから保つことができます。
我が家が断熱、気密性能が低い住宅、暖房計画がきちんとできてないかはひとまず無視して『玄関ホールの風除室的配置を通り抜けたところにLDKがあり、いったんドアを介して階段や水回りがあるというプランです。』はできています。
上の我が家の間取りを見て頂けるとわかると思いますがすべての条件をみたしているのではないでしょうか?私は素人目線ながら完璧だと思います。
まとめ
もちろん高気密高断熱な家のほうが快適な事が多いのは事実です。
しかしそんなに性能が高くない家でも、間取りなどを工夫することで素晴らしいプランになり快適に過ごすこともできます。
高気密高断熱の高性能な家でも、間取りやプランニングがダメだと快適に暮らせないこともあります。
そこで考えてほしいのです。性能のいい家を建てたいのか?快適な家を建てたいのか?ほとんどの人は後者だと思います。
快適な家を建てたい人は、この投稿している松尾先生の著書を読んでから家創りをはじめれば(トータルで)安く快適な家を建てれる可能性はかなりあがります。