こんにちはフミです。
今回は愛媛の宇和島にあります「耕して天に至る」と言われている『遊子水荷浦の段畑』を紹介します。
宇和島と言えば・・・真珠やじゃこ天、タイやハマチの養殖、そして愛媛が誇る柑橘類の産地でもあります。さらに牛鬼まつりなども有名です。
そんな宇和島の密かな?絶景で有名なのが今回紹介する『遊子水荷浦の段畑』です。
その一風変わった景色は、国の重要文化的景観にも指定されています。
最近では四国88景にも選定されました。
『遊子水荷浦の段畑』とは?
遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)は、愛媛県宇和島市遊子に位置する、急斜面に石垣を積み上げ作られた階段状の畑地である。
2004年(平成16年)の文化財保護法改正により創設された重要文化的景観選定制度により、四国地方で初めて2007年(平成19年)7月26日に重要文化的景観選定基準の「水田・畑地などの農耕に関する景観地」として、遊子水荷浦の段畑の名称で選定を受けた。
(参照元:wikipediaより)
愛媛県人を30年以上している私でも読めなかった『遊子水荷浦の段畑』・・・ゆうしみずにうら?と最初は読んでしまいました。
正解は『ゆすみずがうらのだんばた』でした。
宇和海沿岸は、リアス式海岸で、そこで生活するために半農半漁の生活を示す独自の景観をこの『遊子水荷浦の段畑』に見ることができる。
宇和海に面した急峻(30°~40°)な斜面全体に石垣を積んだ段々畑が築かれ、見上げた眺めは、まさに「耕して天に至る」と言われます。
この地で暮らしてきた人の長い営みと苦労を実感できる景色となっています。
昔はサツマイモなどが育てられていましたが、現在では馬鈴薯(ジャガイモ)が栽培されています。
『遊子水荷浦の段畑』へのアクセス
車でのアクセス
松山駅から約110キロあり、車で高速を利用して約2時間、高速を利用しないと2時間半かかります。
宇和島市中心部からだと約22キロ、車で40分ほどで着きます。
カーナビを設定するときは
遊子漁協 電話番号0895-62-0211 で設定するとたどり着くようです。
これじゃわからない方は
公式サイト(段端を守ろうの会のHP)をみてください
天に至る階段『遊子水荷浦の段畑』
まずは駐車場から
これじゃちょっと急斜面度合いがわかりませんので
横から見てみると
う~んまだわかりにくいかな
上から下に向けて写真を撮ってみると
かなり急な斜面になっているのがわかってもらえましたかね?
大きな鳥が休憩していたのでついでに写真を・・・
一体を写すと本当に階段のようになっていて天に昇って行けそうですね。
ローアングルから撮ると迫力がありますね。
それにしても昔の人はこの石を積むのかなり大変だったのでは勝手に考えてしまいました。
宇和島湾に浮かぶ養殖のいけすなども見ることができます。
こう見てみると駐車場からかなり登ってきたことも実感できます。
『遊子水荷浦の段畑』の注意点
- 段畑の見学は自由ですが畑の中には入らないようにしてください。(石垣や作物が傷みます)
- お車でお越しの際は、だんだん屋・だんだん茶屋の前の駐車場にお停めください。
- 行く途中の道が蛇行しているので酔いやすい人は酔い止めなど飲んでおきましょう。
『遊子水荷浦の段畑』のまとめ
四国88景や重要文化的景観に選ばれているだけあって独特の絶景を楽しむことができます。
しかし、この急峻な斜面を人力で作業していたことを考えると、過酷な労働だったことが容易に想像できます。
その事を後世に伝えるためにNPO法人段畑を守ろう会が保存しています。
4月の『ふる里だんだんまつり』では初堀のじゃがいもの即売会をメインにした収穫祭が行われ、毎年4,000人を超える人が訪れるそうです。
8月の『段畑ライトアップ(夕涼み会)』が行われます。
『遊子水荷浦の段畑』の情報
場所 | 愛媛県宇和島市遊子2323-3 |
---|---|
アクセス | 車でのアクセス 松山駅から約110キロあり、車で高速を利用して約2時間、高速を利用しないと2時間半かかります。宇和島市中心部からだと約22キロ、車で40分ほどで着きます。 カーナビを設定するときは 遊子漁協 電話番号0895-62-0211で設定するとたどり着くようです。 |
諸情報 | 料金無料 駐車場20台ぐらい停めれます トイレもあります 特産品直売所とお食事処もあります |
公式HP | 遊子水荷浦の段畑ガイド |
近くの事を書いた記事