みなさん、こんにちは
フミです。
今回はみんな大好き?いや私が大好きなウェルネストホーム(低燃費住宅)について書いていきたいと思います。
私はウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの見学会に少なくても10回以上は参加しているウェルネストホーム(低燃費住宅)マニアと言っても過言ではないでしょう。
マニアですが建築に関しては素人ですので間違っている部分があればどうぞご指摘お願いします。(修正なり削除なり加筆なりさせていただきますので)
目次
ウェルネストホーム(低燃費住宅)とは?
2011年 東⽇本⼤震災を受け、エネルギーを出来る限り使わないUa値0.28W/㎡K、C値0.3㎠/㎡以下の超省エネ住宅を⽇本全国に広げるべく低燃費住宅普及の会を発⾜。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)と言えば代表の早田さんがyoutubeでも様々な情報発信を行っております
2017年には世界に挑戦するためにウェルネストホームに社名変更。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんを簡単に説明すると超高性能住宅を提供しています。
価格は理想に突っ走りすぎてかなり高価になっております
詳しくはHPを見てください
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの住宅について
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの住宅についていいところ、悪いところ、心配な点、仕様の変更の歴史など私の知っている範囲で書いていきます。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんのいいところ
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんのいいところは
超高性能
なんといっても超高性能です
気密はHPによると平均のC値が0.2㎠/㎡という超高気密です。
一条工務店はHPによると0.59㎠/㎡なのでそれの約3倍の数値がでています。
ただし0.2でも0.59でも生活していて違いはたぶんわかりません。
もちろん断熱にも力を入れておりダブル断熱(充填+外張り)+屋根断熱300㎜+樹脂トリプルでHPによるとUA値は0.28W/㎡・K前後で超高断熱と言っても過言ではない。
ちなみに一条工務店はHPによるとi-smartが全地域で0.25W/㎡・Kらしいです。
この超高性能のおかげで家のどこでも温度差が2℃以内になります。
シロアリ対策
一般的な新築の住宅ではシロアリ保証の期間は10年ぐらいまでのところがほとんどです
これはシロアリ駆除業者の保証が10年ですので、しっかりと施工されていれば10年ぐらいは大丈夫のようです。
しかしウェルネストホーム(低燃費住宅)さんが採用している緑の柱はメンテナンスフリーかつ半永久的に防腐・防蟻効果を維持できるのです。
いくら新築時に耐震等級3でもシロアリ被害があれば倒壊や大規模な損傷の可能性があがるのでシロアリ対策も耐震等級3と同様に大事なのです。
パッシブ設計
もちろん家自体も高性能で省エネなんですが、さらに家の冷暖房費を減らすためにパッシブ設計に力を入れています。
一棟一棟シャドーチェックを行い、なるべく冬場の日射取得を行い、夏場の日射遮蔽を行うために軒や庇、軒や庇ではどうにもならない窓にはシェードや外付けにブライドなどの設置が行われます。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの悪いところ
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの悪いところは
価格が高すぎる
超高性能ですので価格もそれなりにいやかなり高いのです。
私が家を建てる時に話(2016年5,6月頃)を聞いた価格は最低で坪単価80万円(税抜き)~とのことでした。
現在は仕様変更や材料費高騰や消費税UPなどなどで坪単価は100万はこえているのではないかと思われます。
制約が多く、デザインに多様性がない
性能を担保するためにはある程度しかたないのですが制約は多いと感じました
私が話を聞いていたときは引き違いの窓は採用できません、外壁はアルセコで・・・少ししか話を聞いてない状況でもいろいろ制約がありました。
今では運転中でも道路沿いにある家を見てウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの家だとわかるぐらいマニアになってしまいました
注文住宅なのでもう少し制約が少なくていいのではないかと思われます。
思ったより電気代は安くない
従来の家に比べると電気代が安いのは間違いありません。
しかし最近のある程度の性能がある新築と電気代を比べると5万も10万もはかわりません。
電気代の中でも家の性能が関係するのは冷暖房費です。
年間の電気代が8万円だとして、その中で超高性能なので冷暖房費が2万円だとしてもあとの6万円は同様にかかってきます。
断熱性能が半分の家ですと冷暖房費が2倍になると4万で年間の電気代が10万円となり性能が2倍になったからと言って全体の電気代が1/2になるわけではないのです
実際に我が家とウェルネストホーム(低燃費住宅)さんと超高性能な住宅の電気代を比較した記事はこちら
調湿性に過度な期待をしてはいけない
HPに家一軒で約13リットルもの湿度を調整する能力があると書かれていますが。過度な期待をしてはいけません。
調湿性能を持った建材は、加湿し続けたり、除湿し続けるわけではありません。冬に一度乾燥を防いだとしてもその後、湿気を建材に蓄えられなければ再度加湿されることはありません。
梅雨から夏にかけても同様で、常に除湿続けることはありません。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの心配な点
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの心配な点は(素人が勝手に心配されてもって話も・・・)
初期費用が高くてもランニングコストで取り返せる?
これは悪い点でも書いたように高性能すぎるのでイニシャルコストが高いことに起因してます。
頑丈で長持ちでさらに健康で快適でランニングコスト安いいい家であることは誰しも認めるところですが初期費用が高すぎます。
50年なり100年住めば初期費用の差は取り戻せるでしょう。30代で持つ500万円と70代で持つ500万円では全く価値が違います。子や孫に引き継げるといいますが子や孫がその場所に住むかもわかりません。
歴史が短く、特殊な工法の弊害
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんはまだ歴史が浅く、モデルハウスなども数も多くありません。
施工棟数も大手ハウスメーカーに比べると少なく長期的な実績や評判を確認することができません。
一般的な仕様でしたら長期的な評判や実績もある程度類推できますが、特殊な住宅仕様のため実際に10年30年50年たってみないとわからないこともあると思います。
エアコン一台の家で本当に大丈夫?
エアコン1台の家は私の考えではおすすめできません。
真夏や真冬にエアコンが故障した場合、かなり悲惨なことになることが予想されます。
最悪の場合を想定して、できれば2台で運用する方がベターだと思います。
早田さんがやりすぎている?
youtubeで本人がおっしゃっていましたが、やりすぎている自覚はあるようですが、今更後戻りできないとか・・・
性能とか長持ち原理主義のようになっている感がありまして突っ走りすぎているような気がします。工務店規模ならばいいのですがある程度規模が大きくなっているので普及させていくこと考えるフェーズに入ってきているのではと勝手に思っています。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんの仕様の変更の歴史
あくまで私の知っている(2016年以降)仕様変更をまとめさせていただきます
まずは耐震等級3について熊本地震前までは耐震等級3が必須ではなかったように記憶しています。
窓の仕様の変更、私が家作りのために見学会あらしをしていたころはユーロサッシを採用していましたが2019年ごろから旭化成?と共同開発の国産の樹脂トリプルに変更になっているようです。
外壁の仕様変更(未確認です)、アルセコだった記憶があるのですが現在はレッドアートに変更され、さらに自社開発されているようです。アルセコからレッドアートになり断熱材が20mm分厚くなっているので断熱性能が向上してそうです。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんのまとめ
圧倒的な高性能かつパッシブデザインの家を提供している。その分イニシャルコストが高いことが言うまでもない。
ウェルネストホーム(低燃費住宅)さんのデザインに納得し、お金に余裕がある人にはぜひおすすめしたい
どこかを犠牲にして廉価版を導入し、普及に努めていただきたいと思うとともに、早田さんにはトップランナーの一人として突っ走ってさらにいい意味で変態を極めてほしいと勝手に思っております。